2021年09月30日

動植物への配慮と保護を見据え、実態調査・予測分析、データベースづくりを行い、 ダム周辺における環境保全につなげていきます。



令和4年春、安威川ダムの堤体が完成し、ダムが貯水できる水位まで水を溜め、その後、平常時の水位まで調整を行う「試験湛水」が開始されます。安威川ダムファンづくり会・環境部会では、ダム周辺に生息する多様な動植物への配慮と保護を見据えて、実態調査・予測分析、およびデータベースづくりを行っています。また、天然記念物、絶滅危惧種、地域的な希少種をはじめ、過去に確認記録はあるが非常にまれな種などを中心に、生息エリアと生態的特徴をまとめたマニュアルを作成。ダム周辺の維持管理、環境保全に役立てていくことを目的としています。




マニュアルには、動植物への配慮、生態の保護をはじめ、下流部まで流れ落ちた個体の救助方法、レジャーやイベントなどの「人による負荷となる行為」への注意点、また、自然観察やフィールドワークにおける留意点なども記載されています。