2018年09月12日
「車作ビオトープ」
田んぼの再生によって、多様な生物が生息する環境づくりを。
安威川ダム建設事務所では、ダム事業用地として買収した後、放置された田んぼの再生に取り組んでいます。稲をつくるために人の手を加えることで、田んぼに集まってくるカエル、トンボ、バッタなど多様な生物が生息できる環境を取り戻していくという試みです。9月6日には、現状の進捗状況と今後の活動の課題や可能性を検証するために、大阪府とファンづくり会のメンバーが視察を行いました。今後は、子どもたちの環境教育をはじめ、地域再生に関心のある方々が参加できる「場」とするための仕組みづくりを進めていきたいと考えています。
2018年08月27日
安威川ダム周辺整備計画「渓流ふれあいゾーン」
安威川ダムの完成に向けて、大阪府、茨木市、ファンづくり会、地元の方々が一体となって、ダム周辺整備計画を推進しています。ダム完成予定地の上流域にあたる車作・竜仙峡一帯を「渓流ふれあいゾーン」と位置づけ、具体的なグランドデザインに着手しています。8月21日には、立命館大学理工学部 教授 武田史郎さんと学生の深井麻里奈さん、岡田潤さん、河上友信空間設計事務所 河上友信さん、木工家 賀来泰史さんが現地視察を行いました。
奥深い森と渓流が織りなす幻想的な空間・・・。「TALKS!AIGAWA~自然と話そう 人と話そう」をコンセプトとするファンづくり会では、この恵まれた大自然の環境をしっかりと守り継ぎ、みなさんに永く愛される「ふれあいの場」を創出するために、さまざまな人々が参画・協働できる体制づくりをはじめ、運営管理のしくみ、ランドスケープデザインを提案していきたいと考えています。これからも他の該当エリアを含め、ダム周辺整備計画の進捗について随時レポートしていきます!!
2018年08月25日
「間伐材活用による森林保全プロジェクト」の
チームミーティングを行いました。
茨木市北部の里山周辺地域に広がる美しく豊かな森林は、近年、林業を営む人々の減少によって、間伐作業をはじめとする「森の手入れ」が十分に行き届いていない状況です。ファンづくり会では、2015年より「間伐材活用による森林保全プロジェクト」をスタートさせました。日々、森林の保全活動を続けておられるボランティアの方々へのサポートをはじめ、間伐材を活用したものづくりなどを実践し、森林を守るための「持続可能なしくみづくり」に取り組んでいます。8月21日のプロジェクトミーティングでは、チームメンバーである茨木市環境教育ボランティア 天保好博さん、大阪府立大学工業高等専門学校 准教授 岩本いづみさんと2回生 河村和希さん、木工家 賀來寿史さん、河上友信空間設計事務所 河上友信さんとともに、活動の進捗状況についての情報交換、ダム周辺整備事業における間伐材利活用の可能性やアイデア、課題共有を行いました。茨木の地域資源である自然環境の保全に向けて、さらに多くの人々に参加していただき、みんなが一緒になって課題解決を目指していけるプロジェクトへと成長させていきたいと考えています。
2018年08月19日
摂南大学経営学部の学生たちと見山の郷がコラボレーションします。
茨木市北部整備推進課では「いばきたデザインプロジェクト」の一環として、摂南大学経営学部との協働による見山の郷のブランディングを開始します。北部地域のランドマークとして認知度が高く、市内外からの集客拠点でもある見山の郷のさらなる魅力、価値を引き出し、マーケティングや商品開発、新たなしくみづくりをバックアップしていきます。8月9日に行われた初の合同ミーティングでは、見山の郷交流施設組合 代表理事 原田さんより、郷の成り立ち、農家の方々や施設での取り組み、現状の課題点などをレクチャーしていただきました。始動したばかりのプロジェクト。どのような展開になるのか、とても楽しみです!!ファンづくり会としても積極的に連携を深め、産官学民が一体となった体制づくりのサポートを行っていきたいと考えています。
2018年08月16日
サイクリングプロジェクト2018
8月5日、猛暑の中、茨木市北部地域における自転車の利活用、楽しみ方を探るサイクリングツアーを実施しました。参加者は、茨木市と大阪府職員をはじめ、ファンづくり会のコアメンバーと地元サイクリストたち。市街地と山間地をクルマ移動するライド&ハイクツアーの可能性、KURASHI sycle、忍頂寺スポーツ公園、見山の郷などサイクル拠点の活用、雨蛙菜園、cafeらん、ぱかぽこひろばといった地元の方々との交流など・・・さまざまな角度から検証を行いました。ベテランと初心者を交えた15名の「実験的サイクリングツアー」は、少々バテぎみながらも無事に終了!この日の成果を、茨木の新しいサイクリングカルチャー創出につなげていきたいと考えています。
2018年08月16日
大阪大学のプロジェクトゼミが
「車作」で
フィールドワークを行いました。
茨木市北部整備推進課が、新たにスタートさせた取り組み「いばきたデザインプロジェクト」は、茨木市北部の地域資源、魅力を掘り起こし、地元と市内外の人たちが一緒になって、デザインによる課題解決と価値創出を目指していきます。7月23日、大阪大学大学院工学研究科のプロジェクトゼミとチームを組んで実施されたフィールドワークでは、安威川上流漁業協同組合 代表理事組合長 角野一雄さんを訪ねて車作へ。地域の歴史、人々の暮らし、魅力についてお話をお伺いしたり、下音羽川の渓流や権内水路、集落や景観など、車作の見どころを案内していただきました。プロジェクトチームは、茨木市北部のさまざまな地域での活動を継続していきます。安威川ダムファンづくり会は、今後も近況をウォッチし、Facebookを通じて、みなさんにお伝えしていきます!!
2016年06月03日
茨木市・里山センターにて、恒例の里山まつりが今年も開催されました。
5月29日(土)、茨木市・里山センターにて、恒例の里山まつりが今年も開催されました。
当日は気持ちの良い天候にも恵まれ、たくさんのお客さんで会場内は大盛況の様子でした。
催しコーナーでは、「和太鼓DO-DA」と関西大倉学園和太鼓部「雷」による和太鼓演奏に始まり、彩り豊かなさまざな催しでおこなわれるなど会場を盛り上げました。
安威川ダムと環境&防災教育団体「びおぷろ」がコラボレーションして出展したブースでは、安威川ダム計画を紹介するパネル展示や、工事現場で活躍するミニ重機・ダム模型の展示のほか、「びおぷろ」による「エコ水車」の展示がおこなわれました。
「エコ水車」とは、材料に自転車廃材を用いることで環境にも配慮した小規模発電用水車で、
防犯のために夜の水辺や道を照らす目的などに使われます。誰でも手軽に始めることのできる優れもので、滋賀県近江市能登川町で活動する「のとがわエコ水車の会」によって考案されました。びおぷろでは、このエコ水車を、水資源が豊富な茨木のまちで、今後環境教育のツールとして活用し、普及させていくことを目指しています。
安威川ダムとエコ水車、今後の展開にどうぞご期待ください!
2016年03月30日
公募で選ばれた安威川地域マスコットキャラクター・オーサンの絵本「オーサンと石のかべ」が完成しました。
公募で選ばれた安威川地域マスコットキャラクター・オーサンの絵本「オーサンと石のかべ」が完成しました。
この絵本づくりは、昨年の「安威川フェスティバル2105」のプログラム「みんなでつくる!オーサン絵巻もの」からはじまり、編集者、デザイナーをはじめ、大阪府下の大学生がシナリオをつくり、本編の絵を茨木市立安威小学校の2年生と4年生のみんなで描いていきました。
3月11日にその絵本のお披露目を兼ねた読み聞かせのイベントが安威小学校で行われ、読み手にFM COCOLOのDJ小谷真美子さんをお迎えして、ピアノ演奏とともに読み聞かせが始まりました。プロジェクターの大きなモニターに投影された絵は、映画をみているようで迫力満点。
参加した子どもたちからは、「みんなの描いた絵がいっしょになったのがとてもよかった」「とてもいい体験ができた」「ピアノの演奏と絵と言葉が合わさってすごくよかった」などのうれしい感想がありました。
ゼロから一冊の絵本を生み出した今回のワークショップは、子どもたちの貴重な体験と思い出になったと思います。いつまでも大事にして、いつか大人になって自分たちが読み聞かせをする立場になった時に、思い出話をしながら使ってもらいたいと思います。
2016年03月18日
「河川環境楽園(自然発見館)視察ツアー」
茨木市観光協会副会長・松永豊さんとビオトープづくりを指導しているNPO法人bioa代表・瀬口和矩さんが企画した「河川環境楽園(自然発見館)視察ツアー」が3月5日に行われました。
茨木市北部には安威川ダムや新名神インター、巨大物流施設などが計画・建設されています。茨木の豊かな自然環境と新たな施設が有機的に繋がるには、環境を知る取組みが必要です。日本初の環境共生型パークである岐阜県の河川環境楽園で、環境教育アクティビティの受講や園内施設の見学をすることで、環境教育におけるまちづくり・観光につながる新たな視点を見つけ出していきます。
今回の視察は、まちづくりや地域づくりのキーマンの方、そして未来を担う学生などの限られた方々に声掛けして実施されました。ツアーに参加された方々からは、「教育に関わる人だけでなくまちづくりや地域活性化のための環境教育が必要」「安全に自然のフィールドで環境教育を受けられることは良い。」などの意見をお聞きすることができました。
環境教育は一般の人にとって少し肩ぐるしく思われる面もありますが、環境教育アクティビティの受講を通して、それぞれの立場の環境を再認識し、共有し、それらを踏まえたまちづくりを行えば、みんなが納得し、それぞれの役割が果たせるまちづくり・地域活性につながっていくのではないかと実感できたツアーになりました。
http://kisosansenkoen.jp/%7Ekasenkanky…/…/files/guidemap.pdf
2016年03月18日
「オーサンの絵本づくりワークショプ」2日目
昨年、安威川フェスティバル2015で「みんなでつくる!オーサン絵巻もの」が開催され、たくさんの子どもたちから安威川流域の自然の景色や生き物、オーサンの仲間たちが描かれました。その後、大阪府下の大学生による「絵本のストーリーづくり」ワークショップが行われ、先月、そのシナリオを元に各ページの絵を、環境教育の取組が行われている茨木市の安威小学校の子どもたちにも描いてもらう「絵本づくりワークショプ」が2日間にわたって行われました。
1日目のワークショップは、2年生と4年生を対象に、安威川に住む動植物のお話や昔の安威川の自然環境、安威川で起きた洪水のお話を聞いてもらいました。2日目は、いよいよその2年生と4年生合同で「オーサンの絵本」の絵を描いていきます。
ページ毎に5、6名の班に分かれて用意された大きな画用紙に水彩絵具やクレパス、フェルトなど立体的な素材も使って、各班それぞれアイデアを出しあいながら、大雨の様子や、川や草木、クワガタやカメ、キツネやオオタカなどのたくさんの動植物達を元気いっぱいに描いていきました。どの班の絵も楽しく魅力的に仕上がりました。
3月には、出来上がった作品を安威小学校で、プロのDJの方に読み聞かせてもらいます。どんな作品に仕上がっているのか楽しみです。
2016年03月18日
「オーサンの絵本づくりワークショプ」1日目
2月21日に、環境教育の取組が行われている茨木市の安威小学校で「オーサンの絵本づくりワークショプ」が2日間にわたって行われました。
昨年、安威川フェスティバル2015で「みんなでつくる!オーサン絵巻もの」が開催され、たくさんの子どもたちから安威川流域の自然の景色や生き物、オーサンの仲間たちが描かれました。その後、大阪府下の大学生による「絵本のストーリーづくり」ワークショップが行われ、ついにシナリオが完成。今回は、安威小学校の子どもたちに絵本の各ページ内容に必要な絵を描いてもらうワークショップになりました。
初日の前半は、2年生を対象に安威川に住む動植物と地域の環境について、ビオトープづくりを指導しているNPO法人bioa代表・瀬口和矩さんからお話があり、その後NPO法人cobonのスタッフによる自然と生き物の関係性がわかる紙芝居が披露されました。
後半は、4年生を対象に、昔からの安威川周辺の自然に触れてきた桑原地区会長の安達義春さんのお話と、大阪府安威川ダム建設事務所の松原信さんから安威川の洪水がもたらした被害や、その災害から身を守る為に造られるダムと将来のダム湖周辺のイメージを写真やイラストボードを使いながらお話があり、5年後のダム湖周辺のイメージを聞いている子どもたちの目は、明るく楽しげでした。講義終了後、安達さんの周りには子どもたちが取り囲み、昔の安威川の生き物について質問が飛び交いました。
2016年03月18日
第3回「文化教室」
2月27日に安威川ダムJV工事事務所主催の「文化教室」が、茨木市北部の大門寺の高台にある安威川ダム資料館で行われました。第3回目となる今回は、森林総合研究所 環境計画研究室長の香川隆英さんをお迎えして、予防医学として注目を集める「森林浴が生み出す健康効果」と「森林セラピー基地による魅力ある地域づくり」について講義していただきました。
一般的に山や森、湖に行くと気分が晴々したり、落ち着くという感想を聞きますが、なぜそうなるのか、人の身体にどのような良い影響があるのか、科学的根拠とその活用法についてお話を聞くことができました。
また、森林セラピーの科学的検証は日本が最も進んでおり、現在、全国に森林セラピー基地が60箇所もあるそうです。森林セラピー基地とは、リラックス効果が森林医学の面から専門家に実証され、関連施設などの自然・社会条件が一定の水準で整備されている地域のことを指すそうなのですが、安威川周辺の森や棚田といった里山の美しい景色と環境に、森林セラピーによる地域づくりの可能性を感じました。
2014年10月19日
茨木市環境フェア2014
2014年10月19日(土)・20日(日)に、茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)と中央公園北グラウンドで「いばらき環境フェア2014」が開催されました。
「なるほど実感!なるほど納得!省エネ創エネ最前線」をテーマに、手作り工作実験教室、省エネ・創エネ展示体験コーナー、絵本読み聞かせ会の展示コーナーや環境イベント、映画上映、ショーとなど楽しめるイベントが実施されました。環境に関わる様々な分野のブースでの交流を通じて、安威川ダムのファンづくり会メンバーの活動の幅が広がっていきそうです。
2014年08月30日
車作里山俱楽部の活動|「キツネノカミソリ]の観察会を開催
本日、車作里山俱楽部の皆さんが、茨木市車作地区で「キツネノカミソリ]の観察会を開催しました。
車作里山俱楽部は、森林の環境保全ボランティアと山間部と市街地をつなぐ活動を行っています。キツネノカミソリも俱楽部の皆さんの活動により、三年前見事に群生しました。昨年からは、キツネノカミソリの群生が、鹿など食害により大きなダメージを受けており、防獣ネットの設置活動に取り組まれています。
車作里山俱楽部のご紹介
車作里山俱楽部がボランティア活動を始める前までは、ネザサやツル植物が繁茂する暗い林でしたが、今ではお盆の時期になると、キツネノカミソリが一面に見られる明るい里山になりました。「車作里山俱楽部」が中心になり保全活動を行っています。
活動目的
市民の大切な自然環境の里山を保全するため、地域の人々と共に楽しく積極的に継続的なボランティア活動を行う。
活動内容
・キネノカミソリ群生地の保全
・クヌギ、コナラ、杉、ヒノキ林の間伐や下草刈りなどの森林整備
・森林整備に伴う林産業の育成、生産協力
・市民参加のイベント、研修会の開催
2014年08月26日
里山サポートネット茨木の活動|安威川ダム建設事業予定地見学会
2014年8月26日(火)「里山サポートネット・茨木」の皆様に安威川ダム建設事業予定地を観ていただきました。
ボランティア団体のネットワーク組織「里山サポートネット・茨木」をはじめ、所属している「茨木バラとカシの会」「茨木里山を守る会」「茨木ふるさとの森林つくり隊」「北辰窯炭焼き倶楽部」「鉢伏山森づくりの会」「車作里山倶楽部」の皆さんは各フィールドで活躍されており、保全に対する貴重なご意見をいただけました。
「里山サポートネット・茨木」について
「里山サポートネット・茨木」は、平成19年7月に、茨木市内の里山・里地保全ボランティア団体や 環境教育ボランティア団体、地元自治会、大阪府森林組合、茨木市林業推進協議会等が参画して設立されました。
[正会員]
大阪府森林組合・茨木市林業推進協議会・茨木ふるさとの森林つくり隊・車作里山倶楽部・茨木里山を守る会 ・茨木バラとカシの会・泉原棚田を守る会・彩都の棚田を守る会・鉢伏山森づくりの会・北辰窯炭焼き倶楽部
[賛助会員]
茨木市環境教育ボランティア・アマチュアアーティストの仲間達・泉原自治会・千提寺自治会・佐保自治会・下音羽自治会・銭原自治会 ・上音羽自治会・長谷自治会・清阪自治会・車作自治会 ・大岩自治会・安元自治会・岩阪自治会
2014年05月25日
茨木里山まつり
2014年5月25日(日)に、茨木市里山センターで「茨木里山まつり」が開催され、約1,200人の方々が来場されました。
ステージの「催し」では、関西大倉中学校の和太鼓演奏からはじまり、落語、歌、中南米民族音楽、河内音頭、江州温度など様々な音色と歌声が会場に響きわたりました。展示コーナーでは、アマチュアアーティストたちの木工作品や菊炭・竹炭作品が展示され、安威川ダムや神名神計画のパネル展示もありました。
販売コーナーでは、「見山の郷」が出展し、地元産野菜や米粉パン、ネギ焼き、抹茶カフェや綿菓子、ソフトクリームなどが販売されていました。体験コーナーでは、アマゴ・マスのつかみ捕りが大人気で、自分たちで捕った魚をその場で塩焼きして食べることができました。その他に巣作りや木端、竹、どんぐりなどを使った自然工作、木で作られた魚釣りや松ボックリのビンゴゲームなどご家族で夢中になって楽しんでいる姿がみられました。