2014年03月10日
第5回「安威川ダム周辺整備計画ワークショップ」
平成26年3月10日(水)安威川ダム建設事務所にて第5回目の地元ワークショップが開催されました。地元6地区(車作・大岩・生保・大門寺・桑原・安威)、山3地区(清渓・見山・石河)、安威川上流漁業協同組合、茨木市観光協会、環境ボランティアの方々が参加されました。
第5回目のワークショップでは、第4回で話し合われた安威川ダム周辺環境の将来像のまとめをもとに、将来像に向けて、地元住民ができる活動内容やどんな人たちに関わって欲しいかといった、活動に関するステークホルダーの抽出を行いました。
A班、B班、C班の3つのテーブルにわかれて、前回の振り返りが行われました。再度、安威川ダム周辺の魅力と将来像を認識した後、本日のテーマである「自分で魅力を活かすためにできること」「どんな人と安威川を守り作りたいか」について各自に発表してもらいました。カテゴライズされた安威川周辺の将来像の各テーマに沿ってやるべきことを明確化し、課題点をもとに「地元でできること」「来てほしい人(お客・ステークホルダー)」が書き出され、それによる効果をまとめていきました。
安威川周辺の将来像とそのために地元ができること・ステークホルダーの抽出を図解した表は以下をご参照ください。
<安威川周辺の将来像とそのために地元ができること
ステークホルダー抽出表(ファイル01)>
<安威川周辺の将来像とそのために地元ができること
ステークホルダー抽出表(ファイル02)>
<安威川周辺の将来像とそのために地元ができること
ステークホルダー抽出表(ファイル03)>
<安威川周辺の将来像とそのために地元ができること
ステークホルダー抽出表(ファイル04)>
平成25年7月にはじまり平成26年3月という長期の期間のワークショップを通して見えてきた安威川地域の将来像は、「地域力を活用した住環境の向上」「自然を活用できる地域」「観光で盛り上がる地域」といった3つの方向性にまとめられました。
○地域力を活用した住環境の向上
・地域のために活動できる環境の整備が必要
・アクセスしやすい環境に
・地産地消できるような食の提供方法を考えていく
○自然を活用できる地域
・自然の活用方法を考え、教えることができる人材が必要
・地域外の人との交流のきっかけになる
○観光で盛り上がる地域
・地元への興味・関心を持ってもらうことで、訪れたくなる地域に
・外部地域の人たちを受け入れる
・活動主体として地域の魅力を発信できる若い世代との交流・意見交換
以上のことから、このワークショップで取りまとめられた地域として目指したい将来像に向けて、地域の人々、地域を訪れる人々が楽しむために、地域の魅力をどのように活用するべきなのかを多くの方々と共有することが今後の課題になりました。
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平成25年度「地元ワークショップ」
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2014年02月12日
第4回「安威川ダム周辺整備計画ワークショップ」
平成26年2月12日(水)安威川ダム建設事務所にて第4回目の地元ワークショップが開催されました。地元6地区(車作・大岩・生保・大門寺・桑原・安威)、山3地区(清渓・見山・石河)、安威川上流漁業協同組合、茨木市観光協会、環境ボランティアの方々が参加されました。
第4回目のワークショップでは、参加者が考える安威川ダム周辺の魅力や課題と、感じている事についての話し合いを行い、安威川ダムの周辺環境の将来像について話し合われました。
前回同様A班、B班、C班の3つのテーブルにわかれてワークショップが行われました。前半は、前回の振り返りとして「4つの広場でやりたい活動」に対して追加の意見を募っていき、4つの広場の魅力と課題についての洗い出しが行われました。後半は、安威川がどんなエリアになっていって欲しいか、ひとり一枚ワークシートをお渡しして、そこに希望や展望を書いてもらいました。最後に各テーブル内で安威川の将来像について一人ずつコンセプトを発表してもらいました。他地域からの人の受け入れ、若年層が住み良い環境づくり、野生動物との共存、小中学生の課外活動の場、10年、20年後を考えた新たな自然との共生、生活インフラの整備、コミュニティ創出を目的とした農、雇用の創出など、各自が発表した将来像には、安威川周辺で生活する住民としての深い想いがこめられていました。次回は25年度最後のワークショップになります。
将来像を図解化した表は以下をご参照ください。
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2013年12月19日
第3回「安威川ダム周辺整備計画ワークショップ」
平成25年12月19日(木)安威川ダム建設事務所にて第3回目の地元ワークショップが開催されました。地元6地区(車作・大岩・生保・大門寺・桑原・安威)、山3地区(清渓・見山・石河)、安威川上流漁業協同組合、茨木市観光協会、環境ボランティアの方々が参加されました。
第3回目のワークショップでは、茨木市事業である安威川ダム周辺の4つの広場事業について、茨木市北部整備推進課から説明がありました。その後第1回、第2回のワークショップをふりかえりながら、茨木市事業である安威川ダム周辺の4つの広場事業の把握と、その周辺の魅力抽出、広場を活用した地域づくりのための活動プログラムについて話し合われました。
ワークショップは、A班、B班、C班の3つのテーブルに別れ、3つの地区「権内せせらぎ公園」「ダムサイト周辺遊歩道」「阿武山つつじの森」について、皆さんの意見をカテゴリー分類し、周辺資源や具体的な活動とその効果について意見をまとめていきました。分類項目は各班様々で、水辺の活用や自然の活用の視点からカテゴライズする班もあれば、食・農、スポーツ、景観、アクセス、伝統行事といったカテゴライズをされる班もありました。各班ともに安威川ダム周辺の4つの広場に求めることは、災害の対応や情報発信、水辺・自然を活用した親子のコミュニケーション、食文化や食育につなげる場としての活用であることが分かってきました。
発表内容は以下をご参照ください。
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2013年08月29日
第1回・第2回「安威川ダム周辺整備計画ワークショップ」
平成25年7月23日(火)、8月29日(金)に、安威川ダム建設事務所にて地元ワークショップが開催されました。地元6地区(車作・大岩・生保・大門寺・桑原・安威)、山3地区(清渓・見山・石河)、安威川上流漁業協同組合、茨木市観光協会、環境ボランティアの方々計15名が参加されました。
第1回目の地元ワークショップでは、安威川ダム事業用地内でやってみたいことや、ダム周辺で地域の魅力と感じているものについて皆さんで話し合い、第2回目では安威川ダム周辺で目指すべき地域活性化についての意見交換を行いました。
利活用に渓流を使って、親水機能を持たせたいという意見や、季節によって桜や紅葉などの景観を楽しめるスポットづくり、10年、15年後を見据えた植樹など、今からできることややるべきことの大切さについて意見が交わされました。湖面道路については、展望広場の利活用や対岸へのアプローチをセットで考えるべきという意見や、高齢化と若年層の減少の課題に対しては、ダム建設によって移転した農業・工業などに代わる雇用の場の創出が必要という意見が上がりました。一方で、観光客・来訪者の増加を望むかどうかは、地元住民で議論を重ねる必要があるといった課題もでてきました。
ざまざまな視点で意見交換されることで、参加者の皆さんがイメージする「目指すべき地域活性化」の方向性は、「観光交流促進」「雇用創出」「定住者増進」の3つの項目に集約されました。
安威川ダム周辺地域が活性化するためには、山の環境を活かしたイベントを定期的に開催し、それが地域のちょっとした雇用の場としても機能する仕組みをつくる。子どもや高齢者も安心して生活できる公共福祉機能を充実させることで定住者の増進につなげるといった内容です。
今回の2回のワークショップでは、安威川ダム周辺環境の保全・活用に向けて、参加者の皆さんが考える地域活性のイメージと、そのイメージから考えられる全体像としての保全・活用の方向性が明確になり、現況の環境について安威川ダム周辺の地元住民の方々と行政が共に学び、魅力を再発見する第一歩となりました。
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2013年07月23日
「安威川ダム周辺整備計画ワークショップ」について
安威川ダムは平成32年度のダム完成に向けて、ダム周辺環境の活用と保全を目指し、産・官・学・民の協働による魅力ある地域づくりを進めています。
その取り組みの第一歩として、安威川ダムの周辺環境について、地元住民と行政がともに学び、将来の保全・活用方法の方策を探ることを目的に、平成25 年度よりダム周辺の地元6地区の自治会の方々を中心に、「安威川ダム周辺整備計画ワークショップ」を開催してきました。
平成25年に5回、26年度に5回、全10回のワークショップが行われ、地元ワークショップには、地元6地区(車作・大岩・生保・大門寺・桑原・安威)、山3地区(清渓・見山・石河)、安威川上流漁業協同組合、茨木市観光協会の方々が参加されました。
このワークショップを通したディスカッションで、参加者同士がダム周辺の地域の魅力を確認し、「安威川ダム周辺の魅力と課題」「安威川ダム周辺環境の将来像」に対する意見がわき上がってきました。そして「自分たちができること」「どんな人に関わってほしいか」といったビジョンを明確化し、活動におけるステークホルダーの関係づくりを積極的におこなうことができました。
このコンテンツでは、過去の地元ワークショップのプロセスを追っていき、今後のワークショップのプロセスをご紹介していきます。
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